柿をいただいた

sasamiyuel2007-11-13

先日、友達のお宅から宅急便で、箱いっぱいの柿をいただきました。

旅会の方は覚えていますでしょうか、ナカジマヤスコちゃんのお宅です。

ヤスコちゃんが亡くなったのが二十歳のときなので、もう13年も経ってしまいました。

ヤスコちゃん、…やっちゃんが亡くなってから毎年、
時には命日に、時にはお盆に、と一貫性がないのがわたしらしいのですが、
とにかくわたしの勝手なきもちでお花を贈りつづけています。

それに対して、いつもご両親から、ブランドのバスタオルやら、わたしの子どもへの洋服やら、
立派なお返しをいただいてしまうので
毎度毎度恐縮していました。
逆に気を遣わせてしまってるな、お花贈り続けるのもしつこいかな?と思った時もありました。
でもそのたび相方から、「娘のことをずっと覚えていてくれる友達がいるのはうれしいし、
それはお返しを贈る方もうれしいのだよ。特に同級生だから、年に1回連絡を取った時、娘が生きていたらこんなふうに家庭をもっていたかな、って思えるのだから。」と言われ、
そんなものかな、と思いつつ、その言葉に押されて贈り続けています。

でも本当は、お花を贈っているのはわたしの一方的な思い。
忘れちゃいけない、という思い。

二十歳で亡くなってしまった友達。生き続けているわたし。
うまくいえないけど、生きてることにありがとう、
そして、あなたの分まで生きられてるだろうか


あの時の一生懸命生きていたあなたへの敬意の気持ち
そして一緒に生きていたら普通に知れたであろうよろこびもかなしみも知らず、
二十歳で亡くなってしまったことへの悔しさの気持ち…

そんなふうなあれこれを節目に思い出したい、というわたしの一方的な気持ちです。


今年も、こんな箱いっぱいの柿を贈ってもらってしまって…
すごいピカピカできれいな柿だなあ、…高そう…
と思い悩みつつすぐにやっちゃんのお母さんにお礼の電話を入れたところ、

「いやあね、庭の柿にたくさん実がついたので、ほうぼうに配っているのよ。
なんにも手入れしてないのにたくさんなったのよ。
家を建てた時からある柿の木なの。
柿、さっちゃんところにもあるかな〜、と思ったんだけど贈ってみたの。」

と。

え!あんな立派な柿がなったんですか?!
きれいだったからてっきり売り物かと思ってました!
柿なんて買ってるくらいです、ありがたくいただきます!
と本気でおどろいて答えました。

正直言ってなんか、今年が一番うれしかったです。
庭になった柿をいただいちゃうなんて、とても近い親戚みたいな感じがしました。
これからもお花贈ると思いますが、また来たなー、みたいな気さくな感じでひとつよろしくおねがいします!